フリーアドレス、最近だいぶよく見かけるようになりました。
フリーアドレスを採用している客先を訪問すると、一列に机が並んでおらず丸テーブルや小さい四角のテーブルが何個かあり、皆さん好きなように座っています。
僕の会社も数年前からフリーアドレスになっていますが、それぞれメリットとデメリットを感じています。
正直言うとデメリットの方が多いんではないかと感じてるんだけど…
導入する場合は、よく現在の環境を確認してから採用するほうがいいかと思います。
でないと、お金をかけてフリーアドレスにしたのに、余計生産効率が低下する可能性があります。
そんな簡単にシナジー効果は期待できません。
メリット
普段と違う人と話せる
フリーアドレスの範囲にもよるんだけど、今までしゃべったことがない人やしゃべりたいけどきっかけがなかった人と物理的な距離が近くなることがあります。
同じ課やグループだと仕事上会話は多いと思うけど、違うグループなどの場合は普通だとあまり話す機会がないかもしれません。そんな人ともとなりに座ることがあったりするので、
相談しに行くときも簡単に移動できる
人に話すことや相談することはちょいちょいあると思います。
だいたいフリーアドレスの場合は、席同士がそんなに狭いこともないはずなので、相談したい人や上司に相談しにいくことも簡単です。
固定席の場合、基本的に上司の席の前や横に立つので心理的ハードルを下げる効果もあります。
ちょっとした会議ならすぐにできる
フリーアドレスの場合だいたい小さい島が何個か作られています。その場合、会議したい人がいる島が空いている場合そこにパソコンだけ持って集まり、ちょっとしたミーティングができます。ちょっとしたすり合わせや確認事項をしたいだけの場合わざわざ会議室の予約をする、会議室まで行く等の手間も減るため効率化につながります。
いつも違う場所なので新鮮な気持ちになる
自由に席を変えることができるため、毎日違う席に座ることができます。なので、普段あまり話す機会がない人と話す機会が出てきます。
意外と話したみたら気が合う人だったとか、実はこんな仕事してたんだとか新たな発見があります。
そこから恋愛関係に発展することも…あるかどうかは知りません。
デメリット
残念ながらいいことばかりではありません。
実際に僕が感じているデメリットをあげていきます。
相談したい人が社内にいるか確認しづらい
自由に座れる=どこにいるかわからないので、相談したい人がいるのかそもそもいないのか、いることにはなってるけどどこにいるのか探してしまう可能性があります。
実質固定席のようになってしまう
フリーアドレスとはいえ、毎日席を大きく移動する人は稀です。かなりの割合で席が固定化します。ここはオレの席だと言わんばかりの人もいて、その席に座れないとなんでそこ座ってるの?みたいなオーラを出す人もいます。
いや、フリーアドレスやんけ。
集中したくてもしづらい
基本的にパーティション等の壁がないため、向かいの人や横の人との間を遮るものは何もありません。そこは見渡す限りの地平線…
つまり話しかけやすい反面、話しかけられやすいということですね。集中したいときでもちょこちょこ話しかけられて集中できないことが多々あります。
ペーパーレス化していることが前提
基本的にはノートパソコン、Wi-fi、ペーパーレスであることが前提です。
デスクトップパソコンは論外ですが、Wi-fiは最悪LANケーブルがその席に用意されていればなんとかなります。それでも不自由だけど…
意外と盲点なのがペーパーレス。これができていないと毎日資料やらファイルやらを出してはしまい出してはしまい…無駄なことこの上ありません。結局は固定席に積んであった書類を毎日ロッカーにしまっては出すということを繰り返すハメになります。
まとめフリーアドレスにする場合はルールや条件が必須!
フリーアドレスにすることはメリット、デメリット両方ともあります。
できるだけデメリットの部分を減らすような環境づくりや、固定席を作らないためのルールを前もって準備しておくことでメリットの部分が見出せてきます。
また、最近はフリーアドレスを取りやめている企業もあるので、フリーアドレスという響きだけに捉われずにホントに生産性が上がるかを吟味して採用する方がいいです。
フリーアドレスの改良版もあるので参考にどうぞ!
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